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社長のこだわり

代表取締役社長 北村 庄五

有限会社まるしょう
代表取締役社長 北村 庄五


地場の野菜で漬物作り

私の家は代々ここ小松市で3丁ほどの田畑で米、野菜作りを営んでいました。
しかし、「これからの農業は大規模でなければやっていけない」「丹精込めて作った野菜でも、出荷するだけでは値段は買い手次第なので、自分で作った野菜で何かをしなければ」との先代の言葉が漬物を製造するきっかけとなりました。
そこで大学時代の先輩である滋賀県の漬物屋で3年間修行をしました。
そこではしば漬けや千枚漬けなどを製造していましたが、合成着色料や保存料等を使っていたことに疑問を持っていました。
この時の経験から「私が漬物を製造するときは、そのようなものを使わないで作りたい」という考えで、極力天然の素材を活かした漬物作りが始まりました。
現在の、化学調味料を一切使わない能登のいしる仕込みの浅漬けや糠漬け、粕漬け等100%天然の味です。


地元の野菜で

漬物の原料となる野菜は地場の季節の物を出来るだけ使っています。
特に白菜、大根は「日向グループ」という減農薬や減化学肥料栽培の農家と契約し、シーズンに3回くらい生産者との交流、意見交換を行い、生育の状況や流通などについて話し合いをしています。
漬け込む調味料は地元の醤油と酢、それににがりを含んだ自然塩、みりん、砂糖などの食材とアミノ酸を使います。
「アミノ酸は悪いものではないが、単体で取り出すのは自然の原理に合っていない」との考えから、アミノ酸無添加の商品もあります。


漬物には乳酸菌が

「最近は『においが変だ』というようなクレームが出されることがありますが、漬物そのものが野菜のにおいであったりすることがあります。漬物や野菜についてもっと知っていただけるとありがたいですね。特に糠漬けは家庭で漬けるものと、私たちが作ったものでは味が違うので難しいですが」
「若い世代では漬物を食べる人が減ってきていますが、乳酸菌(ヤクルト飲料で有名なLactbatills-casei)を摂るのに漬物は最適な商品です。同じ乳酸菌でも日本人の食習慣からいって漬物で摂る乳酸菌は体に良いと思います」
漬物の乳酸菌も生きたまま腸に届くので、毎日食卓に漬物があるということは健康にも良いと思われます。